
小学校6年生〜中学生の歴史、平和学習に
戦争体験を「語り」・「継ぐ」
平和教育を次世代へつなぐための、新しい視点、考え方、希望がつまった1冊!
教科:社会科、道徳
NDC:210
ジャンル:教科学習
発売年:2018年
巻数:全1巻
ISBN:978-4-05-501238-6
定価:6,600円 (税込)
判型・頁数:A4判・144ページ
学習指導要領:社会科 6年
装丁・製本:特別堅牢製本図書
戦争を知らない人が増え、戦争を直接知っている人が少なくなっている現在、次の世代に戦争体験を引き継ぐことは重要です。この本は、広島・長崎・沖縄を中心に、日本だけでなく世界にも目を向けた活動を紹介しています。「戦争と平和」の学習にはぜひ活用したい本です。(全国SLA学校図書館スーパーバイザー・藤田利江先生)
学習のポイント歴史の調べ学習、修学旅行の事前学習に
6年生〜中学生の社会科(歴史分野)の学習で活用できます。戦争を過去の出来事として学ぶだけでなく、いろいろな立場の人が今実際に行っているさまざまな活動を知ることで、自分にできることを考えたり、未来へつながる平和教育とはどのようなものか、子どもたちひとりひとりが考えるきっかけにしてもらいたい本です。広島・長崎・沖縄への修学旅行の事前学習にも最適。
- ■目次■
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- 8月15日の正午にどうしてもくとうをするの?
- 戦争を知る人が減っている
- 広島・長崎・沖縄では、“特別な日”を中心に、戦争を伝えている
- ●第1章 戦争体験を「語り」・「継ぐ」 広島
- 広島は、どんな原爆の被害があったの?
- 若い世代が平和について考える、「体験型」の企画展を主催
- 第三世代が考えるヒロシマ「 」継ぐ展のこれまでの活動
- 高齢の被爆者に代わってとうろう流しをするボランティア活動を主宰
- 広島平和記念資料館の活動
- 広島市立幟町小学校/サダコさんの母校から平和を発信する
- 世界から核兵器をなくすには?
- ●第2章 戦争体験を「語り」・「継ぐ」 長崎
- 長崎は、どんな原爆の被害があったの?
- 青少年ピースボランティアで活動する大学生
- 長崎原爆資料館の活動
- 日本や世界へ、平和の輪を広げていく「高校生平和大使」の活動
- 長崎市立城山小学校/被爆校舎を残して原爆を伝える
- 長崎市立三川中学校/美術作品の制作で、平和への理解を深める
- 広島と長崎の爆心地にある二つの小学校が初めて交流
- 長崎市永井隆記念館
- 戦争を伝えていくには?
- ●第3章 戦争体験を「語り」・「継ぐ」 沖縄
- 沖縄戦は、どんな戦争だったの?
- 対馬丸で亡くなった子どもたちと遺族の想いを継いで次世代へ伝える
- 対馬丸記念館の活動
- 元ひめゆり学徒の具体的な戦争体験を伝える
- ひめゆり平和祈念資料館の活動
- 糸満市立米須小学校/沖縄戦激戦地の学校から平和を発信する
- 沖縄県平和祈念資料館の活動
- 糸満市立三和中学校/小学校の平和学習を引き継いで発展させる
- 日本には戦力が必要なの?
- ●第4章 戦争体験を「語り」・「継ぐ」 日本全国の活動
- 広島や長崎、沖縄以外の地域はどうだったの?
- 戦争が終わったあとは、どんなことがあったの?
- 戦争をテーマにした創作落語で命の大切さを伝える
- 知覧特攻平和会館の活動
- 特攻攻撃を受けたハワイの戦艦ミズーリで特攻隊の企画展を開催
- 満州からの引き揚げ者が書いた手記を一人芝居にして公演
- シベリア抑留者の一人芝居を演じる
- 平和祈念展示資料館の活動
- 夜空に大輪の花を咲かせて世界平和を祈る〜長岡花火〜
- 世界から戦争をなくすには?
- ●第5章 戦争体験を「語り」・「継ぐ」 世界の活動
- 世界ではどんな争いが起きているの?
- クーベルタン/オリンピックを通して世界が一つになることを願った
- アンネ・フランク/戦争中の隠れ家生活を日記に書いて世界中で読まれた
- パブロ・ピカソ/絵画で戦争に抗議した
- パブロ・カザルス/音楽を通して世界平和を願った
- ヨハネ・パウロ二世/世界中で平和を呼びかけた「平和の使者」
- バラク・オバマ/広島から世界に平和をうったえたアメリカ大統領
- 日本各地の戦争遺跡
- 全国の戦争に関する資料館
- さくいん