国語・福祉の授業で使える!
みんなのユニバーサルデザイン 全6巻
バリアフリーからユニバーサルデザインへ!
だれもが暮らしやすい社会をめざす入門書!!
さまざまな人のインタビューを通して、ユニバーサルデザインを紹介している本。具体的な写真を見ながら、自分たちの生活に結びつけることができます。(全国SLA学校図書館スーパーバイザー・藤田利江先生)
本書の特長国語・社会科のほか、「福祉」の入門書にも最適
●ユニバーサルデザインを推進する人たちを紹介
社会で活躍する、たくさんの人たちを紹介。それぞれの活躍が、ユニバーサルデザインにつながっています。
●みんなに使いやすく!
ユニバーサルデザインを取り入れた製品や設備の紹介だけでなく、それを使う人、作った人、サポートをする人たちもくわしく紹介します。
●学校の授業での事例をくわしく紹介(第2巻)
バリアフリー・ユニバーサルデザインを取り上げた授業の事例、校内設備の工夫などを多数取り上げます。
●ユニバーサルデザインの考え方がきちんとわかる
だれもが暮らしやすい社会を目指す、ユニバーサルデザイン。身のまわりにあるさまざまな障害を自分のこととしてとらえ、考える力を育てます。
試し読み
学習のポイント国語、総合学習「福祉」などの教材として最適!
教科書に載っている事例をさらに詳しく調べて発表する際に、参考図書として役立ちます。
「だれもが関わり合えるように」(光村図書・国語4年上)や、「『便利』ということ」(教育出版・国語4年下)など、おもに4年の国語教科書でユニバーサルデザインに関連する文章が掲載されています。
また、総合的学習の時間「福祉」の教材として使えます。中学の美術・国語・社会などで、ユニバーサルデザインを調べる際にも役立ちます。第2巻では、小中学校で実際に行われた授業の例をくわしく紹介しています。
川内美彦(東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科教授)ユニバーサルデザインは
人のための社会づくり
私たちが何かをやろうとするとき、社会環境は私たちの能力をあと押ししてくれますが、時には逆に妨げになってしまうこともあります。一人ひとりの能力はいろいろですから、社会環境もそれに柔軟に合わせてくれるものでなければなりませんが、うまくいっていないものもたくさんあります。この本は人の多様さに真正面から取り組み、より幅広い人が社会で活躍できるようにと奮闘している人たちと、その取り組みの数々を紹介しています。
第1巻家族と考えるユニバーサルデザイン
ISBN978-4-05-500937-9 / NDC369
家の中のユニバーサルデザインについて、家族といっしょに考えていく。暮らしやすくするための工夫や設備、グッズなども紹介。
- ■目次■
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- はじめに
- おばあちゃんが家にやってきた! まず、身近な人のことから考えよう。
- この本のこと
- ●第1章 家の中を調べよう
- 家族みんなが気持ちよく家で過ごすための「バリアフリー」を
- 溝口千恵子さん
- 家のまわりや家の中のバリアフリーをチェックしてみよう!
- 「共用品」に注目! だれのための、どんな思いがこめられているかな?
- 森川美和さん
- だれもが使いやすいスプーンは、「人にやさしいものづくり」から
- 秋元幸平さん
- 「優先席」のことを考えよう
- ●第2章 みんなが応援している
- 「人間の気持ち」を取り入れた車いすロボットを開発中!
- 久野義徳さん
- 「デザインの力」でちがいを乗りこえる!
- 桑波田謙さん
- 「コミュニケーション絵本」で気持ちが通じる!
- 金田江里子さん
- お年寄りにやさしい社会は、みんなにやさしい社会
- ●第3章 いつまでも元気で
- お年寄りが生き生きと暮らせる町に
- 伊藤美和子さん・久末佳枝さん
- 介護保険制度と介護の仕事
- 仮設住宅のユニバーザルデザイン
- バリアフリー新法
- さくいん
第2巻学校で考えるユニバーサルデザイン
ISBN978-4-05-500938-6 / NDC369
学校のユニバーサルデザインについて、友だちといっしょに考えていく。校内や教室の設備や工夫、授業での実践例も紹介。
- ■目次■
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- はじめに
- 学校でユニバーサルデザインを勉強したよ。人のことを思うこと。「だれであろうと」を考えること。
- この本のこと
- ●第1章 学校でユニバーサルデザインの勉強
- ユニバーサルデザインの出前講座で、みんなに「相手を知ろう」と伝えたい
- 福永順彦さん・宮地成子さん
- ユニバーサルデザインを勉強しよう!(東京都江東区立第三砂町小学校)
- ユニバーサルデザインのお店番体験(東京都江東区立第六砂町小学校)
- 相手の立場に立って考えられるかな?
- 時田和彦さん
- 山梨県昭和町立常永小学校の授業
- 福岡県嘉麻市立大隈小学校
- だれにでも使いやすい道具を考えよう
- 牧山嘉隆さん
- 神埼中学校・牧山先生のユニバーサルデザインの授業(佐賀県神埼市立神埼中学校)
- 小中学生には理解を 車いす使用者には社会参加を
- 井手將文さん
- いっしょにゲームを楽しもう!(佐賀県佐賀市立東与賀中学校)
- ユニバーサルデザインの7つの原則
- ●第2章 学校にもいろんな人がいる
- 黒板に赤いチョークの文字だと読めません
- 伊賀公一さん
- 「知らない」があるってことは、「わかった」のチャンスもそれだけあるってこと
- 井上智さん
- みんなと同じ給食は食べられないけど、「病気も個性」。元気です!
- 村田ともみさん
- 友だちのことを知ろう!
- 読んで、見て、聞くユニバーサルデザイン
- さくいん
第3巻町の人とつくるユニバーサルデザイン
ISBN978-4-05-500939-3 / NDC369
自分の住む町のユニバーサルデザインについて考える。町に住む人や訪れる人のための工夫、自治体や団体の取り組みも紹介。
- ■目次■
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- はじめに
- ぼくの町 町に出てみよう! いろんな人とつながろう
- この本のこと
- ●第1章 ぼくの町に住んでいる人
- 盲導犬は、ぼくの大事なパートナー
- 青木保潔さん
- 「補助犬」について知ろう
- 朴善子さん
- 障害のある「当事者」として声を上げ、働はたらきかけ、伝えてきたことがあります
- 今西正義さん
- みんな足の形がちがうのに同じ上ばきでいいのかな?
- 横矢真理さん
- 小さな子どもにとってのユニバーサルデザインを考えてみよう!
- ホームレスの仕事をつくり、自立を応援する
- 佐野未来さん
- だれがどっち? だれが先?
- ●第2章 商店街や公園もある
- 手話の世界へようこそ!
- 柳匡裕さん
- 手話とは?
- 自分たちの町は自分たちで守るという気持ちが大切
- 吉田敏一さん
- これが、松陰神社通り商店街のユニバーサルデザインの取り組み
- 公園の「ガイドボランティア」はユニバーサルデザインのサービスです
- 吉田有希さん
- 国営昭和記念公園は、こんな公園
- 障害者の「力」が、なくてはならないのです
- 高野賢二さん、荒木花子さん
- クラフト工房「ラ・まの」の製品は、こうしてでき上がります。
- クイズ このマークな〜んだ?
- ●第3章 住みやすい町って、どんな町だろう
- 町を歩こう! 調べよう!
- 町の地図をつくってみよう!
- さくいん
第4巻社会で取り組むユニバーサルデザイン
ISBN978-4-05-500940-9 / NDC369
駅や空港、大型店舗、病院やホテル、レストランなど、さまざまな人々が訪れ利用する施設のユニバーサルデザインについて考える。
- ■目次■
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- はじめに
- 日曜日に、お母さんとお出かけしました。ひとりではできないこともある。
- この本のこと
- ●第1章 交通機関やトイレのユニバーサルデザイン
- めざせ! 「日本一安全な鉄道」
- 「わくわくする気持ち」も大切です
- 渡辺翔さん
- 小田急線・通勤車両のユニバーサルデザイン
- 特急車両(ロマンスカー)のユニバーサルデザイン
- 駅のユニバーサルデザイン
- 亀井正博さん・佐藤裕明さん
- だれでも乗れる「ユニバーサルデザインタクシー」
- 交通バリアフリー法
- 明日の自分に必要かも、とトイレを見直してみてほしい
- 前橋信之さん・高田雅子さん
- トイレの機能分散って何?
- ピクトグラムをつくろう!
- ●第2章 病院やお店のユニバーサルデザイン
- 見えづらい患者さんにとって、使いやすい病院に
- 井上賢治さん
- 病院のユニバーサルデザイン
- ユニバーサルデザインのために必要なのは「思いやりの心」だと思います
- 下村秀一さん
- ファミリーレストランのユニバーサルデザイン
- クイズ このマークはな〜んだ?
- ●第3章 もっと遠くへ行きたい!
- あらゆる人、あらゆる場面に備えるのが空港です
- コンシェルジュのみなさん
- ターミナルの中を見てみよう!
- これが、ユニバーサルデザイン空港をつくり上げたワークショップ!
- 旅客ターミナルのトイレを見てみよう
- 船や港もユニバーサルデザインをめざしています!
- 宮崎恵子さん
- 船や港のユニバーサルデザイン設備を紹介します
- コミュニケーション支援ボードをつくってみよう
- 外国の人に、とても親切な町
第5巻活動の場を広げるユニバーサルデザイン
ISBN978-4-05-500941-6 / NDC369
旅行やスポーツ、映画や芝居、アートなどの分野で、ユニバーサルデザインによって活動の場を広げている人たちを紹介する。
- ■目次■
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- はじめに
- 夏休み、みんなで旅行に行ったよ。だれもが好きなことができる社会のために
- この本のこと
- ●第1章 好きなときに好きな場所へ
- トラベルヘルパーがいればどこへでも行ける
- 宇田川広子さん
- 義足を使って、元の生活にもどるためのお手伝だい
- 岩下航大さん
- ここに来ていなかったら人生暗かったと思うよ
- 泉谷昌男さん
- 「どんな人でも利用できる」ユニバーサルホテルへ
- 中村孝夫さん
- 「こういう方にはこういう対応」と、決めつけてはいけない
- 中村白雪さん
- ●第2章 だれにだってスポーツは楽しい!
- 足と声でつないでシュート!! ブラインドサッカー
- 寺西 一さん
- だれでも楽しめる小型ヨット、アクセスディンギー
- 安藤正雄さん
- みんなで応援しよう! いろいろな国際スポーツ大会
- ●第3章 アートの世界も広がる
- 人とちがうからだを使って表現する
- 金滿里さん
- 耳が聞こえない人たちの、ありのままの姿を伝えたい
- 今村彩子さん
- 手話通訳士という仕事
- 本田栄子さん
- さわって楽しむユニバーサルミュージアム!
- 広瀬浩二郎さん
- 体験してみよう! 目の見えない人といっしょに「くらやみの世界」を体験
- 金井真介さん・檜山晃さん
- さくいん
第6巻これからのユニバーサルデザイン
ISBN978-4-05-500942-3 / NDC369
だれもが暮らしやすい社会にしていくためには? ユニバーサルデザインを広める仕事をしている人たちや、海外の事例を紹介する。
- ■目次■
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- はじめに
- 世界中にユニバーサルデザインが広まるといいな! キミのできることが、きっとある。
- この本のこと
- ●第1章 世界のユニバーサルデザイン
- 人種も宗教も言葉もちがう人どうしが気持ちよく生きていくために
- 小倉智子さん ニューヨーク(アメリカ)
- スミソニアン博物館のユニバーサルデザイン
- 障害のある人も同じ権利をもっています ともに生き、「創造」していきましょう
- ライムント・ヴェルデマンさん ドイツ
- 「ちがい」のよさを認め、「他者」を受け入れる
- ラジェシュ・パンディヤさん インド
- 今はまだ、衛生教育が始まったばかり
- 山根正子さん ネパール
- 声をかければ、みんなが幸せに。
- ●第2章 ユニバーサルデザインを広めよう!
- ユニバーサルデザインを楽しく伝えるテレビ番組「石井ちゃんとゆく!」
- 石井雅子さん 山田もと子さん
- いっしょにおどろう! 手話ダンス
- パフォーマンスグループ「ハンドサイン」
- マルチメディアデイジーで「読む」楽しみが広がります
- 野村美佐子さん 吉広賢史さん
- もっと見やすいホームページを!
- 碓井健之さん
- 日本語って、とってもかんたん! 「漢字」と「敬語」以外はね
- Dora TAUZIN(ドラトーザン)さん
- ユニバーサルデザインを広めるためにできること
- 「みんなのユニバーサルデザインすごろく」で遊ぼう!
- 読んで、見て、聞くユニバーサルデザイン
- さくいん
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発見! 体験! 工夫がいっぱい! ユニバーサルデザイン